本文の始まりです

このページでは2015年度の受賞・入選作品を掲載しています。

2015テーマ

触発しあう関係 Affective Relations

大きな情報の流れのなかで、わたしたちは日々なにかに触発されながら、感情や行動を起こしています。それがまた、ほかの何かや誰かの動きを触発します。 美しい音楽が聴く人のこころを動かすように、出来事は互いに触発しあいながら変化していきます。
北九州デジタルクリエーターコンテスト2015は、「触発しあう関係」をテーマに、デジタルメディア/デジタルツールを駆使して表現してください。

大賞

「時空間のしっぽ」annolab

時空間の広がりを表現するミンコフスキーの光円錐と言うものがある。X^2+Y^2+Z^2-(ct)^2=0で表されるこの円錐によって、私たちは常に光の速度で未来に広がっていく可能性の地平を見つめながら現時点に存在している。この作品では時空間において自分がどう現在の地点に到達したのかを感じることができる。中央に置かれた「時空間のしっぽ」に触れることで過去の自分の像を映し出し、現在の自分から過去の自分に対するリアクションを許すことで、未来の自分に対して現在の自分がどうアクションするのかを考える。

奨励賞

「Willy's Night of Surprises」

久目 健人

Willy's Night of Surprises(おばけのウィリー)はトライデントコンピュータ専門学校でCGアニメーションを学ぶクラス全員で制作した作品です。しっかりとしたストーリーを持ちつつ、エンターテインメント作品として見ていただける短編を目指して制作をスタートさせました。企画段階から作品には言語の制約をなくし、どの国の人でも楽しんでもらえるよう「セリフのないアニメーション」のみで話が理解できるように作りました。また、短い尺の中でも「飽きのこない映像」にするために、キャラクターの感情がどんどん変化しながら、ストーリーを引っ張って行く構成になっています。タイトルにあるサプライズは登場するキャラクターそれぞれに対しての感情が込められており、これらを感じて楽しんで見て頂けたらうれしく思います。

MONOCafe賞

「計測犬しゅんたろう」

堀 航

犬型の身だしなみチェックロボットです。足のにおいをチェックします。お出かけ前ににおいを嗅がせてみてください。においがなければすり寄ってきます。しっぽを振って喜ぶ時もあります。でも強烈ににおいが臭いと気絶してしまいます。人から言われないと気付かれないようなデリケートな部分を気軽にチェックできるようにかわいらしく作りました。犬と触発しあう関係をお楽しみください。

漫画ミュージアム賞

「cycle」

藤本 聡

サンドアートを利用したノスタルジック(郷愁)な表現をする上で 日本の四季を活用することによって主人公と描き手が干渉する様子を表現した作品です。

北九州賞

「KINTON」

秦 裕貴

重心変化を検知し操縦することのできるスケボー型ビークル。少し練習すれば曲がることもできます。その姿はまさに筋斗雲に乗っているかのようです。軽量に設計しているので階段などの段差では手で持ち上げて運ぶこともできます。自転車などと違い、駐輪スペースも必要ありません。非常にスマートに移動することが可能になります。街に溶け込み自然と触発しあえるビークルです。

審査員賞

中谷 日出 審査員賞

「Quadlith」

中間 亮佑

〈Quadlith〉は、リズムシーケンサー制御による自動音楽演奏と、音像が自動に移動する空間音響、そして音楽の構造を視覚化する映像によるパフォーマンスを実現するシステムである。音響は4台の特殊なモノリス型のスピーカーから出力され、そこに光の明滅をモチーフとした映像などが投影される。非人間的な4台のモノリスが互いにシンクロし、呼応し合うという人間的な様子を、音響と映像の同期を利用することによって生成し、表現しようとした作品である。

→つづきを読む

小林 茂 審査員賞

「映画のマナー体操」

谷 耀介

2人の愛らしいキャラクターが、自分達の出演した「映画のマナーCM」を鑑賞する、かわいい劇中劇です。お遊戯会のような純粋で明るい画面作りを目指しました。また、音楽に合わせた動きは、その画面のスムーズさを際立たせています。音楽も全て自分で作り、徹底した世界観をつくりました。一風変った画面に明るい気持ちになっていただければ幸いです。

→つづきを読む

宝珠山 徹 審査員賞

「making of growth factor」

大城 良輔

修了制作展用のメイキング映像として制作しました。素材を構成して、どのように映像を構築していくのかをわかりやすく分解し、見ている人が楽しみながら映像を鑑賞できるようにエンターテイメント性を高めようと努力しております。多くの人は、作品がどのような工程を経て映像にされているのかを知りません。そのため、完成品をバラバラにし、見せ方の1つだと考えております。この動画を楽しんでいただけると嬉しいです。

→つづきを読む

山田 圭子 審査員賞

「イケメソをひろった日」

KumaLab.

格好のよい人と一緒になって心地よくなりたい、これは男女関係なく誰もが自然に思う感情です。
これをコメディの形をとって極端化したのが本作です。
ラストの展開には好みの違いや賛否があるかもしれませんが、それもまたマンガのもつ表現力の1つだと作者は考えています。
本作の作画手段は従前通りに2DCGと3DCGの融合によるフルデジタル作画です。技術的にも多くの改善の余地はありますが、大作を楽しんで読んでいただけたら幸いです。

→つづきを読む

日々谷 健司 審査員賞

「I and i」

西澤 周平

この作品の根底にあるテーマは、「自己アイデンティティ」です。私は、今まで記憶(出会った人・見た風景)が自己アイデンティティを形成しているのかなと感じており、その中で幼少期の自分が、自身の1番大きな核になっているのではないかと思いました。そこで、大人時代と子供時代の女性が逢い、失った自分自身を取り戻す内容にしました。作画は、鉛筆・木炭・水彩絵の具等を使用した手描き主軸の作品です。ですので動きよりも「映像の雰囲気・色調の変化・世界観」を見ていただきたいです。

→つづきを読む

ライオンズ賞(ジュニア賞)

「たどる」

花田 千恵

「夏」という季節になり、せみの幼虫たちは夏の暑さに「触発」されて地中からゆっくりと出てきます。1匹出てきて鳴き始めるとその鳴き声に「触発」されたほかの幼虫たちも次々に地上へと出てくるのです。その連鎖がつづき、森の中はせみの鳴き声であふれかえります。私たちはせみの鳴き声を聞いて夏の訪れを実感するのです。人はせみに「触発」されて季節を感じることができるのです。

→つづきを読む

「緑のうず」

井形 准

小倉中央小学校5の1の児童が図工のひとつとして作成しました。

→つづきを読む

「まわる」

入船 翔太郎

小倉中央小学校5の1の児童が図工のひとつとして作成しました。

→つづきを読む

「きらめき」

柿木 啓寿

小倉中央小学校5の1の児童が図工のひとつとして作成しました。

→つづきを読む

「Funky Party」

kumalala(クマラーラ)

昔から落書きしていたキャラの集まりです。青いキャラ、クマラーラが真ん中で踊りだすと、みんな集まってきて、動きはじめます。

→つづきを読む

「おしゃれな猫」

田村 翠

くろの猫が、ねこのざっしがおちていたので、ひろって見たら、おしゃれをしたくなり、町へ、出がけます。でもねこはまよっていまい、あるいていたら……おしゃれな仲間に会って、そのおしゃれ道具をもらい、だんだんおしゃれになって、かいぬしに、ほめられるお話です。

→つづきを読む

入選作品

静止画部門

生命の模様」

岸 こゆき

静止画部門

今昔物語」

管 拓也

静止画部門

銀河の夜這星」

安部 希

動画部門

カーテン カーテン
カーテン」

大内 里絵子

動画部門

ひまわりの花」

仲子 尚汰、石井 翔大、岡田 裕志、藤田 かえで

動画部門

After Remnant」

ノガミカツキ

ガジェット部門

スマホイルミ
MIKAGE TREE」

堀内 幸造

ガジェット部門

World2Bubble」

小宮 凛子

インスタレーション部門

花鳥風月」 石田 翔一

インスタレーション部門

誰か」 佐光 一輝